知らないと損!練馬区で補助金を活用した高齢者向けリフォームの制度内容と申請手順を紹介  

皆さんこんにちは。東京都練馬区を中心とした近郊エリアで、建築工事から土地建物売買等を含め数多くのリフォーム工事を手掛けているietomaです。


高齢化が進む日本では、高齢者でも暮らしやすい家づくりが今まで以上に重要になっています。家庭内の事故は交通事故よりも多く、高齢者は家で過ごす時間が長いため、体が衰えても暮らしやすい家を作らなければなりません。


とはいえ、リフォームにはそれなりの費用がかかります。そこでぜひ活用していただきたいのが、「練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業」です。ここでは、練馬区の補助金を活用した高齢者向けリフォームのポイントをご紹介します。




■練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業とは?



練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業とは、高齢者の介護予防や在宅生活維持のための利便性・安全性の確保、介護負担の軽減などを目的とした補助金制度です。一定の条件を満たす高齢者向けリフォームを行う場合に、補助金を受け取ることができます。


制度の内容を大きく分けると、「予防改修給付」と「設備改修給付」の2つがあります。それぞれの内容を見ていきましょう。



・高齢者自立支援住宅改修【予防給付】

介護予防を目的とするリフォーム補助金です。練馬区内に住所がある65歳以上で、身体状況などに関する一定の要件(チェックリストあり)を満たす方のうち、要支援・要介護認定で「非該当」と判定された方が対象になります。


対象工事は、手すりの設置や段差の解消、床や廊下の材料の変更、扉の交換、便器の交換といった小規模のものが中心です。改修限度額は20万円で自己負担は1割、限度額を超える部分は全額自己負担となります。手すりの設置と段差の解消で歩きやすくする、床や老化を滑りにくくする、開き戸を引き戸にする、ドアノブをレバー式にするといった工事の際に利用するといいでしょう。



・高齢者自立支援住宅改修【設備給付】

高齢者の不自由の解消や、介護する方の負担軽減を目的とするリフォーム補助金です。練馬区内に住所がある65歳以上で、介護保険の要支援1・2または要介護1~5と認定され、既存設備の使用が困難になっている方が対象となります。


対象工事は、浴槽の取り替えや流し・洗面台の取り替え、便器の洋式化、玄関の造作物撤去、階段や玄関への昇降機の設置、ホームエレベーターの設置といった、比較的大規模なものが中心です。「足腰が弱って深い浴槽や和式トイレが使いにくい」「階段を上ったり玄関の段差を越えたりするのがきつい」といった問題を解消する工事に活用できます。


なお、改修限度額は内容によって異なり、昇降機の設置なら100万円が限度です。1割が自己負担であることや、限度額を超える分が全額自己負担である点は、予防給付と同じです。




■補助金の申請時の注意事項



練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業を利用してリフォームを行う時は、いくつか注意しなければならない点があります。特に以下の2つは見逃しやすく、不備があると補助金を受け取れなくなるので、必ず確認しておきましょう。



・事前申請が必要

補助金を受け取るためには、事前に練馬区への申請を行って審査を受け、通過する必要があります。申請前にリフォーム工事を始めてしまった場合は、補助金を受け取ることができません。


また、申請の内容と実際の改修工事の内容が違っていた場合も、補助金が支給されなくなります。必ず支給決定通知が届いてから工事を始めましょう。なお、申請手続き自体は施工業者に代行してもらうことができます。



・工事は協定事業者に依頼する

高齢者自立支援住宅改修の施工業者は、練馬区協定事業者の中から選ぶ必要があります。それ以外の業者に依頼しても、補助金を受け取ることはできません。必ず事前に確認を取り、練馬区と協定を締結している事業者に依頼してください。




■自立支援改修給付工事│完了までの流れ



練馬区高齢者自立支援住宅改修給付事業を利用したリフォームは、正しい手順で進める必要があります。各種申請や工事をスムーズに進めるためにも、完了までの基本的な流れを知っておきましょう。



①ケアマネジャーまたは地域包括支援センターに相談

まずは、ケアマネジャーまたは管轄の地域包括支援センターに相談し、協定事業者から施工業者を選びます。業者の施工実績などもしっかりと確認しましょう。



②工事の内容の打ち合わせ

施工業者とリフォーム工事の内容について打ち合わせを行い、見積書や工事内訳書、図面等の関係書類の作成を依頼します。また、地域包括支援センターの職員がご自宅を訪問し、対象者の身体状況やリフォームする設備、家の中の状況などを確認します。



③補助金の利用申請

申請書や工事計画、見積書および工事内訳書、改修前後の図面、住宅所有者の承諾書、改修工事箇所の日付入りの写真といった書類をそろえ、介護保険課給付係または地域包括支援センターに提出します。提出は施工業者の他、ケアマネジャーが代行しても構いません。



④書類審査→決定通知書送付

練馬区の担当者が書類を確認し、書類や工事の内容に問題がなければ、提出から7日以内に給付の決定通知書が送られてきます。また、施工業者にも給付委託通知書が届く他、事後申請の際に必要となる各種書類が届きます。



⑤工事着工〜完了

申請した通りの内容でリフォーム工事を行います。利用者の方は施工業者に対し、利用者負担額(自己負担分である施工費用の1割)と超過負担(改修限度額を超えている分の費用)を支払ってください。また、地域包括支援センター職員が自宅を訪問し、工事箇所をチェックします。


⑥事後申請→補助金振込

署名捺印した工事完了届や改修施工確認書、改修給付券、請求書、改修工事箇所の日付入りの写真といった書類を練馬区に提出します。提出は施工業者が代行しても構いません。内容に問題がなければ、練馬区から施工業者の口座に対し、約1ヶ月後に補助金(公費負担金額)が振り込まれます。これで補助金を利用したリフォームは完了です。


練馬区のietomaでは、内装工事をはじめとする住宅設備全般のリフォームや、住宅の大規模工事を手掛けています。今回ご紹介した制度の利用に必要な協定を練馬区と結んでおり、補助金を利用したリフォームの施工実績もあるため、的確なアドバイスが可能です。

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