皆さん、こんにちは。東京都練馬区を拠点に、建築工事から土地建物売買等を含め数多くのリフォーム工事を行っているietoma(イエトマ)です。
近年、エアコンをつけていても室内で熱中症になってしまう事例が多く発生しています。とくに練馬区のような都市部では、ヒートアイランド現象により室内温度が異常に上昇し、室内での熱中症リスクが深刻化しています。
「エアコンがあるから大丈夫」と思っていても、実は住宅の断熱性能や構造によっては、エアコンを使用していても室内熱中症が発生する可能性があるのです。本記事ではそんな室内熱中症の根本的な原因と対策を解説していきます。
■室内でも熱中症に?その危険性と意外な落とし穴

参照:東京消防庁「年別の救急搬送人員」より
熱中症というと、屋外で起こるイメージが強いかもしれませんが、実は発症の4割以上が室内で起きています。とくに高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、命に関わる事態に発展するケースも少なくありません。実際に消防庁の報告でも、住宅内での熱中症搬送が年々増加しているとされています。

参照:総務省消防庁「熱中症情報」より
また、意外と見落とされやすいのが、建物の断熱性能です。築年数の古い住宅や、断熱性能が不十分な家屋では、日中の太陽熱が壁や屋根を通じて室内に伝わりやすく、一度上がった室温が下がりにくいという特性があります。夜になっても室温が下がらず、就寝中に熱中症になってしまうケースも少なくありません。
「エアコンをつけているのに毎晩寝苦しい」「家中に熱がこもって全然冷えない」など、住環境に関するお悩みやご不安は、株式会社コバ建設‐ietoma(イエトマ)事業部まで、ぜひお気軽にご相談ください。
■室内熱中症が急増している3つの理由

室内熱中症が急増している主な理由は、次の3つです。
1. 住宅の断熱性能不足
築20年以上の住宅の多くは現在の断熱基準に適合しておらず、断熱性能が不十分です。とくに練馬区内のような都市部では、断熱材の劣化や施工不備など断熱性能不足の住宅は外気温の影響を直接受けやすい状況にあります。
2. エアコンの効率低下
断熱性能が低い住宅は外気の影響を受けやすいため、冷房効率が低下してしまいます。室温が安定せず熱中症リスクが高まるのに加えて、エアコンが必要以上に稼働し続けると電気代が高額になる可能性もあります。
3. 換気不良による湿度上昇
換気システムが適切でない住宅では、室内に湿気がこもり、実際の気温よりも体感温度が高く感じられ、熱中症につながるリスクが高まります。
◆室内熱中症の危険なサインとは?
室内熱中症は、屋外での熱中症と同様に生命に関わる危険な症状です。以下のような症状がある場合は、すぐに対処しなければなりません。
【レベル1:軽度(Ⅰ度)】※熱中症の初期症状
身体の異変に自分で気づける段階で、応急処置で回復が可能な状態です。

体が暑さに負け始めているサインを出している状態で、冷房のある場所に移動してしっかりと水分と塩分を補給すれば症状が落ち着く場合が多いです。体温の上昇は自覚しにくいため、「のどが渇いた」と思う前に水分補給をする意識をもちましょう。症状が治まらないが愛は、無理をせず休むことが重要です。
【レベル2:中等度(Ⅱ度)】※医療機関の受診が必要
体が熱を処理しきれず、明確な症状が出始める段階で、医療機関の受診が必要な状態です。

すでに体温調整機能が限界に達しており、体内に熱がこもっている状態です。室内でも冷房が効かない場所や設定が不適切な場所に長時間いると、気づかないうちに中等度まで達しているケースも少なくありません。自宅での対応だけでは不十分な場合もあるため、医療機関への相談や受診が推奨されます。重症化を防ぐためにも、早めの対応が求められます。
【レベル3:重度(Ⅲ度)】※生命の危険がある緊急状態
意識障害や臓器への影響があり、救急搬送が必要な状態です。

命の危険と直結する状態で、一刻も早い救急搬送が必要です。周囲がいかに早く異変に気づいて対応できるかが生死を分けます。とくにひとりで室内で過ごしている高齢者や就寝中の発症は発見が遅れやすいため、躊躇せずに「エアコンをつけっぱなしで過ごす」「エアコンをつけっぱなしで寝る」ことが大切です。
熱中症は短時間で急変する場合があり、静かに重症化していくケースもあります。とくに「暑い」「気分が悪い」と言葉で訴えられないような高齢者や小さいお子さんは、周囲が気づいたときにはすでに中等度や重度に進行している場合もあります。
●室内熱中症を防ぐワンポイント:屋内でも起こる「隠れ脱水」に注意!
暑さに加え、冷房による乾燥で体内の水分が失われる「隠れ脱水」も室内熱中症を引き起こす原因になります。エアコンの効いた部屋でもこまめに水分補給をし、気温・湿度の見える化(温湿度計の活用)を意識しましょう。
年々暑さが厳しくなる昨今、お家の断熱工事のみならず紫外線による建具の劣化など、住環境に関するお悩みやご不安は、株式会社コバ建設‐ietoma(イエトマ)事業部までお気軽にご相談ください。お写真でカンタン見積も無料で承っておりますので、ぜひご利用ください。
■応急処置だけでは解決しない室内熱中症の根本原因

扇風機の追加や遮光カーテンの使用は、一時的な効果しか期待できません。室内熱中症を根本的に解決するためには、住宅そのものの「熱環境」を改善する必要があります。具体的には以下の3つのポイントが重要です。
ポイント1:適切な断熱改修
外壁や屋根、床下の断熱性能を向上させることで、外気温の影響を受けにくくなります。とくに練馬区のような都市部では、西日や照り返しの影響が強いため、断熱改修によって大きな効果が期待できます。
ポイント2:窓の性能向上
住宅の熱の約70%は窓から出入りするため、単板ガラスから複層ガラスへ交換したり、内窓を設置したりすることで、室内温度を大幅に改善できます。
ポイント3:換気システムの最適化
24時間換気システムの導入など、換気システムを最適化することで、適切な温湿度環境を維持できます。
◆効果的な室内熱中症対策リフォームの選び方
熱中症対策リフォームの際は、次の3つのポイントを意識しましょう。
1. 住宅診断による現状把握
専門家による住宅診断を受け、熱の侵入箇所を正確に把握することが重要です。当社では、赤外線カメラを使用した詳細な診断を無料で実施しています。
2. 予算に応じた優先順位の設定
限られた予算の中で最大の効果を得られるよう、専門家と相談しながら改修箇所の優先順位を決めます。一般的には窓の改修が最も費用対効果が高いとされています。
3. 補助金・助成金の活用
練馬区では省エネリフォームに対する補助金制度があります。併せて国の補助金制度も活用すれば、リフォーム費用を大幅に削減できる場合があります。
◆今すぐできる室内熱中症対策
リフォームの検討と並行して、今すぐできる対策もあります。
・即効性のある対策
カーテンやブラインドで直射日光を遮ったり、扇風機で空気を循環させたりすることで、室温の上昇を防ぐ効果が期待できます。また、こまめな水分補給を心がけることも熱中症対策になります。
・中長期的な対策
日差しが差し込む窓にグリーンカーテンを設置したり、屋根や外壁に遮熱塗装を施したりするのも効果的です。室外機周辺の環境を整備するのも、冷房効率を高めるためには有効です。
■ietoma(イエトマ)事業部が選ばれる理由:練馬区に根差した安心施工

株式会社コバ建設 ietoma(イエトマ)事業部は、練馬区を拠点に長年地域の皆様の住まいづくりをサポートしてきました。私たちの強みは以下の通りです。
◆1. 練馬区の気候・住環境を熟知した提案力
練馬区特有の夏の暑さや、住宅密集地ならではの換気の問題など、地域の気候や住環境を熟知しているからこそできる最適なリフォームプランをご提案します。お客様の住まいの状況を細かく診断し、それぞれの課題に合わせたオーダーメイドの解決策をご提供いたします。
◆2. 高い技術力と信頼の実績
熟練の職人による確かな技術力と、これまで数多くのリフォームを手がけてきた実績がありますので、高い品質の施工をお約束します。施工後のアフターフォローも万全で、長期にわたる安心をお届けします。
◆3. お客様に寄り添う丁寧なヒアリングと提案
お客様のご要望やお悩みをじっくりとヒアリングし、分かりやすい言葉で丁寧にご説明いたします。無理な押し付けは一切せず、お客様に納得していただけるまで何度でもプランを練り直します。予算や工期についても明確にご提示し、透明性の高いお取引を心がけておりますのでご安心ください。
◆4. 最新の補助金・助成金情報にも詳しい
室内熱中症対策に繋がるリフォームには、国や練馬区が提供するさまざまな補助金や助成金が適用される場合があります。ietoma事業部では、最新の補助金情報を常に把握しておりますので、お客様が利用できる制度を積極的にご提案し、申請手続きのサポートも行います。費用負担を軽減しながら、質の高いリフォームを実現できるようお手伝いいたしますので、安心してお任せください。
室内熱中症対策のリフォームは、単に夏を快適に過ごすためだけでなく、家族の健康と安全を守るのも大きなメリットです。とくに高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、熱中症のリスクを大幅に軽減でき、安心して暮らせる環境が整います。
さらに、断熱性能が向上することで冷暖房効率が良くなり、冷暖房費の節約にもつながります。1年を通して快適な室内環境が実現できるほか、結露やカビ、ダニの発生も抑えることも可能です。
また、高断熱・高気密住宅は資産価値の向上にも寄与し、将来の売却や賃貸時にも有利に働きます!10年先、20年先も安心して快適に暮らせる住まいづくりなら、ietoma(イエトマ)まで、お気軽にお申し付けください。

