クローゼットは後付けできる?フォームの種類と特徴の基礎知識から失敗しないためのポイントまで分かりやすく解説!

皆さん、こんにちは。東京都練馬区を中心とし、建築工事から土地建物売買等を含め数多くのリフォーム工事を行っているietomaです。


収納スペースが足りなくなった時に、クローゼットを後付けしたい・押入れをクローゼットにリフォームしたいなどと思っている方も多いのではないでしょうか。クローゼットは、リフォームにより後付けが可能であり、しっかりとした収納スペースが確保できるようになります。


この記事では、クローゼットの後付けの方法や、失敗しないためのポイントなどを解説します。




■クローゼットにはどんな種類がある?壁面クローゼットかウォークインクローゼットの特徴



クローゼットには、壁面クローゼットとウォークインクローゼットの2種類があります。それぞれの特徴および設置に適した部屋、メリット・デメリットを見てみましょう。



〇壁面クローゼット

壁面クローゼットは、名前の通り壁面に施工するクローゼットです。奥行きは50cmから70cmほどで、人が歩いて入れる通路はありません。クローゼットの中に収納棚を設置したり、ハンガーパイプを設置してハンガーにかけた衣類を収納したりできます。



・壁面クローゼットのメリットとデメリットは?

壁面クローゼットのメリットは、余っているスペースを有効活用できる点です。狭い空間でも新設しやすく、部屋の大きさが限られる寝室などにも設置可能です。


壁面クローゼットに扉を付けると、ホコリが溜まりにくくなるほか、扉を付けない場合は見せる収納としておしゃれに演出することもできます。


一方で、壁面クローゼットの面積の分だけ部屋が狭くなり、圧迫感が出るデメリットがあります。スーツケースや布団などの大きいものは収納が難しいほか、クローゼットの前に家具を置くのは難しく、部屋全体のレイアウトには工夫がいるでしょう。



〇ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、小部屋タイプのクローゼットであり、人が中で歩けるスペースが確保できます。確保できるスペースに合わせて、1.5畳程度から4畳以上まで様々なサイズがあり、I字型やコの字型などのウォークインクローゼットもあります。



・ウォークインクローゼットのメリットとデメリットは?

ウォークインクローゼットのメリットは、何と言っても収納力が高い点です。オフシーズンの衣類や布団・スーツケース・趣味の道具など、たっぷりと収納できます。ウォークインクローゼットの中で服を着替えることも可能です。部屋を圧迫することもなく、入り口さえ確保すれば室内の家具のレイアウトがしやすくなります。


その反面、ウォークインクローゼットは広いスペースが必要となり、ウォークインクローゼットを広げ過ぎると隣の部屋を圧迫してしまいます。人の出入りや荷物の出し入れも増える分ホコリが溜まりやすくなるので、こまめな掃除が必要です。




■クローゼットを後付けリフォームするには


クローゼットを後付けリフォームするには、クローゼットを新設する・既にあるクローゼットをリフォームする・パーツを後付けする方法があります。リフォームの方法によって工事内容や費用が変わるため、どの方法を選択する場合も、事前の相見積もりをおすすめします。ここからは、リフォームの内容について解説します。



〇クローゼットを新設する

クローゼットを新設するには、部屋の一部もしくは全体のリフォームが必要です。クローゼットとして確保できるスペースが少ない場合は、壁面クローゼットを設置しますが、壁の中にクローゼットを埋め込むのであれば、壁を一度取り壊さないといけません。


広いスペースを確保できるのであれば、ウォークインクローゼットの新設も可能です。この場合は、壁を取り壊して間取りそのものを変えるケースが一般的です。ただ、子供部屋をウォークインクローゼットにするなど、元々ある部屋に棚やハンガーパイプを設置するのであれば、それほど手間はかからないでしょう。



〇既にあるクローゼットをリフォームする

クローゼットをリフォームする方法として、拡張工事や簡易工事などがあります。拡張工事は、クローゼットのサイズを大きくするものであり、家の構造やスペース次第では壁面クローゼットからウォークインクローゼットへの拡張も可能です。ただし、高額な費用がかかるため、予算と合わせて検討すると良いでしょう。


簡易工事のひとつとして、押入れをクローゼットにするのもおすすめです。押入れの中の仕切り板をなくす工事や、襖からクローゼットの扉へ取り替える工事などがあります。押入れの状態によっては、床や壁などの構造部分の補強工事も行います。



〇パーツを後付けする

クローゼットに後付けできるパーツとして、ハンガーパイプや可動棚などがあります。市販の突っ張り棒は、衣服の重さを支えきれず落ちてしまうことがありますが、ハンガーパイプであればそのような心配はありません。可動棚は、収納したいもののサイズに合わせて移動できるため便利です。




■クローゼットのリフォームで失敗しないためのポイント


クローゼットのリフォームは、何度もできるものではありません。失敗しないためにはポイントを押さえてリフォームを検討することが重要です。ここでは、ポイントを4つ紹介しますので、リフォームプランの作成に役立ててください。



〇扉の種類

クローゼットの扉の種類は、折れ戸・開き戸・引き戸・扉なしの4種類があります。設置場所に併せて、適切な扉を選ぶことが大切です。それぞれの扉の特徴を、簡単にご紹介します。


折れ戸は、手前に引くとじゃばら状に開くものです。レールがあるタイプとないタイプがあり、扉を全開にすることで荷物の出し入れがしやすくなります。


開き戸は、一般的な扉と同様に、手前に開けるものです。クローゼットの内部全体を見渡せますが、折れ戸の方が扉を開けるスペースを確保しやすいです。


引き戸は、扉を左右にスライドさせて開けるものです。開けたままの状態でも扉が邪魔になりにくい一方で、半分しか開けられないことで、ものの出し入れがしにくくなります。


扉なしにすると、開放感があり見せる収納を楽しめます。その反面、荷物にホコリが付きやすく、こまめな掃除が必要です。



〇湿気対策

クローゼットは、密閉空間となるため湿気が溜まりやすくなり、衣類や布団にカビやダニが生えやすいため、湿気やカビへの対策が必須です。除湿剤・防虫剤の設置や定期的な換気を徹底しましょう。珪藻土など、調湿性に優れた壁材をクローゼットに取り入れるのも有効な方法です。



〇奥行き・広さ

クローゼットのスペースを、できるだけ広く確保したい方は多いですが、奥行きを取り過ぎるとものが出しにくくなり、デッドスペースができる原因となります。さらに、クローゼットは広くできたものの居住スペースが狭くなってしまう場合もあります。奥行きや広さは、居住スペースとのバランスを考えて決めましょう。



〇設置場所

クローゼットの設置場所は、家族の生活動線に配慮することも重要です。新たにクローゼットを設けるのであれば、ウォークインクローゼットを選ぶと動線に合わせやすくなります。壁面クローゼットの場合は、動線に合わせて設置場所を決めましょう。



クローゼットの後付けにより、暮らしやすい住まいづくりを実現したいお客様は、ietomaまでご相談ください。ietomaではお客様の理想の暮らしの実現に向けて、ご要望に合わせたリフォームをご提供しています。これまでに数多くのリフォーム工事を手掛けてきた経験と知識から、家に帰ることが楽しくなる、心地よい空間づくりをご提案いたします。


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