玄関手洗いは本当に必要?メリット・デメリットとは?

皆さん、こんにちは。東京都練馬区を拠点に、建築工事から土地建物売買等を含め数多くのリフォーム工事を行っているietomaです。


新型コロナウイルスの感染拡大以降、衛生面に対する人々の関心が一気に高まり、洗面所だけでなく玄関にも手洗い場を設けたいとおっしゃる方が増えてきました。玄関手洗いは人気が高い設備である一方、本当に必要なのかと疑問に感じている方もいらっしゃいます。


この記事では、玄関手洗いのメリット・デメリットを詳しくご紹介しますので、設置を検討している方はぜひご一読ください。




■玄関手洗いとは?



玄関手洗いとは、その名の通り玄関に設置する手洗いであり、玄関以外に玄関とリビングをつなぐ廊下に設置する場合もあります。


玄関手洗いが注目を集めるようになったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大したときに、ウイルスを家に持ち込まないようすぐに手洗い・うがいをするための対策を取ったのがきっかけでした。


コロナウイルスは以前に比べ収束の兆しが見られますが、完全に撲滅したわけではありません。近年では、季節を問わずインフルエンザが流行するケースもあり、ウイルスや菌を家に持ち込まないために、玄関手洗いを設置したいと考えるお客様が増えているのです。




■玄関手洗いを設置するメリット



玄関手洗いを設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、特に大きなメリットを3つご紹介します。



・感染症の対策ができる

玄関手洗いがあると、帰宅後すぐに手洗い・うがいができ、家の中へウイルスが侵入するリスクを減らせます。ウイルスは、ドアノブなどから感染するケースも多いですが、玄関手洗いですぐに手を洗うと、感染のリスクを軽減できます。


また、玄関を開けてすぐに玄関手洗いがあれば、お子さまが手洗い・うがいを習慣づけるのにも役立ちます。



・来客時に使用してもらえる

洗面所は、家族にとってのプライベート空間であり、来客にできるだけ見せたくないと考える方もいらっしゃいます。玄関手洗いがあると、プライベート空間を見せずに手洗いを利用してもらえるため、気兼ねなく使ってもらうことが可能です。


来客時向けの使用を想定するのであれば、玄関近くにトイレを設置し、トイレの手洗いと玄関手洗いを兼用するのもひとつの方法です。



・朝の支度がスムーズに進む

朝の支度の時間帯に、家族が同じタイミングで洗面所を利用しようとすると、混雑してしまって身支度がなかなか進まないものです。玄関手洗いに鏡を設置しておくと、玄関で身支度が整えられ、スムーズに支度ができるようになります。


特に、ご家族の人数が多い方にとって、身支度ができる場所が複数あると、混雑の解消につながるためとても便利です。




■玄関手洗いのデメリットと対策法



玄関手洗いは、メリットもたくさんある一方で、デメリットがあることも見逃してはいけません。設置後に「こんなはずじゃなかった…」と悔やまないよう、デメリットも前もって理解しておきましょう。併せて、デメリットに対する対策法もご紹介します。



・水跳ね対策やこまめな掃除が必要

水回りの設備がひとつ増えると、カビや水垢などの汚れが発生しやすくなるため、こまめに掃除しなくてはいけません。玄関手洗いのボウルを選ぶとき、汚れがつきにくい素材・加工がされているものや、掃除しやすい形状のものを選ぶと良いでしょう。


また、玄関ホールの壁や床は、洗面室とは異なり耐水性が考慮されていないものがほとんどです。玄関手洗いの水が飛び散り、掃除せずにそのままにしておくと、周辺の壁や床にシミが残ってしまったり劣化したりする可能性があります。掃除を楽にするために、耐水性の高い素材でできたフローリング材やクロスを選んでおきましょう。



・追加工事のコストがかかる

玄関手洗いの設置には、別途配管工事や床の開口工事が必要となり、本体費用にプラスして工事の追加費用がかかります。加えて、玄関手洗いでもお湯が使えるようにしたいのであれば、給湯工事も必要です。


工事のコストがトータルでどのぐらいかかるか、事前に見積もりを出してもらって、玄関手洗いの必要性と照らし合わせて考えることが大切です。合計の設置コストを抑えたいのであれば、既製品の手洗い器を選ぶと良いでしょう。



・生活動線が変わる可能性がある

玄関手洗いの設置場所によっては、生活動線が変わる可能性もあります。玄関にコートやカバンなどを置いていた場合、玄関手洗いの設置によって置き場を変える必要があるでしょう。


また、玄関手洗いで使用するタオル・石鹸・消毒液などの置き場や鏡の設置場所などにもスペースが必要となり、思ったよりも玄関が狭くなったケースも珍しくありません。


玄関手洗いの場所を決めるときには、生活動線や手洗いの大きさなどを考慮し、間取り事例などを参考にして検討することが大切です。




■玄関手洗いの設置が向いている方とは?



玄関手洗いは、便利な設備であるものの、スペースやコストなどの点からいらないと思っている方もいるでしょう。以下に該当する方は、玄関手洗いの設置がおすすめです。



・朝の支度をスムーズに行いたいご家族

人数が多いご家庭や、家族同士で朝の準備時間が被るご家庭では、洗面台が複数あると朝の支度がとてもスムーズに進められます。時間を有効に使えるだけでなく、身支度のストレスも軽減できます。この場合、玄関ホールに洗面台を設置するのがおすすめです。



・家の外で動く機会が多いご家族

お庭でガーデニングをする・お子さまが庭で遊びまわる・家族がスポーツをしているなどの場合、玄関手洗いで砂や汚れを洗い流してから家に入ることができます。ペットを飼っているご家庭も、ペットのお世話やお散歩の後ですぐに手を洗えるので安心です。


玄関の土間に手洗い場を設置すると、靴を履いたまま手が洗えるだけでなく、ガーデニング用品・スポーツ用品やペットの泥落としもしやすくなります。




■まとめ

玄関手洗いは、室内へウイルスや菌を持ち込まず、衛生的に過ごすために役立つ設備です。しかし、具体的にどのように使うかを決めておかないと、設置しただけで使わない可能性もあるため、目的をしっかりと決めたうえで設置を検討しましょう。


玄関手洗いの設置を検討している・家族のライフスタイルに玄関手洗いが必要なのか迷っているなど、玄関手洗いに関するご相談がございましたら、ietomaまでお気軽にご連絡ください。



私たちietomaは、リフォームを通じてご家族の新たな暮らしを実現するお手伝いをさせていただいている会社です。家に帰ることが楽しくなるような空間作りをすべく、水回り設備をはじめ内装・外装工事まで、住宅リフォーム全般をお受けしております。


お子さまの成長に合わせたリフォームや、老後の生活をふまえたバリアフリーリフォーム、ペットとの暮らしを楽しくするためのリフォームなど、さまざまなリフォームによって人と人との間(あいだ)をなくしたいというのが、弊社のコンセプトです。


玄関手洗いをはじめ、リフォーム全般に関するお問い合わせやご相談は、ietomaへご連絡ください。


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